苦手なものこそ挑戦!(第三回放送)
音声はコチラ- 徳田
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今回も前回に引き続き、「発電の基本的な仕組みを学ぼう!自転車をこいで携帯の充電をしてみた!」と題して、お送りします!
コミュ障だった学生時代。コミュ障克服法!
- 徳田
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こうやって話していると、色んな角度で、色んなお話しをなさるので、
信じられないんですが、学生時代は、そんなにコミュニケーションが得意じゃなかったとか?
- 吉田
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全然ですよ~!一人っ子でしたし、
いまはコミュニケーション障害、コミュ障という言葉がありますが、
その時は、赤面症とか、対人恐怖症…とか、その類で、電信柱に、
『赤面症、対人恐怖症の方、ご相談ください』みたいな張り紙があると、
相談に行ってみようかなと思うくらい、対人は苦手でしたね。兄弟がいなかったし、社会性がなくて、
一回、浪人して、それがきっかけで、ひどくなって…
浪人の一年目には、被害者意識が強くなって、
近所で3人くらいのおばさんが話ししてると、「オレの噂してるんじゃないか?」ってくらい、
避けて、家に帰ったりとか、そんな変な人間でした。たまたま、もともと同級生の友達が、
家に来てくれるようになって、精神が保たれていましたが、ヤバイ時期がありました!
- 徳田
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そうなんですね!
- 吉田
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だから、大学に入った時に、
このままだと、普通の会社に入れないから、
普通にしゃべれるくらいになろうと思って、
間違って、「アナウンス研究会」ってサークルに入っちゃった。
- 大串
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間違いって!!
- 吉田
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そうなんですよ!
長野に夏合宿に行くんですが、
1年生2年生が生徒、3年生4年生が先生、みたいなシステムで行くんですが、
1年生2年生は、アナウンスコンテストっていうのに、挑戦しなきゃいけない!で、しゃべれなくても、ニュース原稿に挑戦しなきゃいけない。
大広間みたいなところで、100人いる前で。
あと、その時にテーマを与えられて、フリートークを順番にしなきゃいけない。
一人しゃべりをしなきゃいけない!
- 徳田
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それきつくないですか?
- 吉田
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キツイですよー!
ニュースの原稿はなんとか読めたんですが、
僕だけ、フリートークは全然しゃべれなくて…
3分間、ずっーーっと絶句状態。
「もう君いいよー」って言ってくれればいいのに、
そのまま、3分間『さらしもの状態』
- 大串
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全然喋れなかったんですか?
- 吉田
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全くしゃべれない。
今でも、アナウンス研究会の部室にオープンリールであると思うんですけどね。
焼きたいくらいです…笑普通なら、そこで辞めたくなっちゃうところを
なぜか、来年のアナウンスコンテスト、2年になった時に、雪辱したいと思ったのね。そこは今でも不思議なんだけど、ダメなヤツだったのに、なぜかそう思ったの。
4年生の先輩に、のちにニッポン放送のアナウンサーになった「いわさあきら」さんっていう先輩がいて、
その人が、アナウンサー専門学校みたいなところに通っていたんですよ。で、恥を忍んで、僕もそこに案内してください…って頼んだんです。
みんなには内緒でね!
- 徳田
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ええー!
- 吉田
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結構、高かったんだけど、家庭教師のバイト代とか全部突っ込んでね。
行くと、同じことをやらされるだけだったんだけど、
とにかく、自己紹介!をひたすらやらされる。なんで、自己紹介!ってその時は思ったんだけど、
やっぱり自己紹介って一番大事!人へのプレゼン能力、人に自分がどんな人間か知ってもらう
アピールする能力を持っていないと、人の印象に残らないじゃないですか?それで、自己紹介をひたすらやらされたっていうのが、多少、度胸はついたかな…って思ったけど、
やっぱりお金はもったいなかったな一同:笑
翌年は、とりあえずは何かしゃべったんだよね。
うまくは無かったけど…そうこうしているうちに、テレビでしゃべりのうまい人を録音して、文字起こししてみたり、色々努力してみたんだけど
やっぱりあんまりうまくならなくて…そのうち、パックインミュージックっていう番組の小島一慶さんが好きになって、
「不治の病になった女の子の日記をひたすら号泣して読んでる」日があったり、1週間にあったことを必ず何か言ってくれる
面白い、他にはない番組で…
その人が、アナウンサーということを知って、「アナウンサーになりたい…」みたいな思いになったんです。
- 徳田
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いまは人に対して苦手…というのは残ってますか?
- 吉田
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いやーでも初対面の人はやっぱり苦手ですよね!
でも、長くやってると、ずうずうしくなっちゃうんだよね!一同:笑
昔は、コミュ障だけど、いい部分もあったと思うんだけど、
こなれちゃってる。悪いところはあるよね。初心は忘れちゃいけない…ってたまに思うことはある。
こんなずうずうしくちゃいけないって!笑
- 徳田
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今だから言えるコミュニケーションが苦手な方へのアドバイスとかはありますか?
- 吉田
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アドバイスかあ…
好きな人のしゃべりってあると思うんですけど、
その人のしゃべりを味わってみる…というか、
何でいいんだろうとか考えてみたり、ちょっと真似してみたり…とか!
- 徳田
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なるほどー!
- 吉田
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真似って大事で、モノマネの人って最初から似てるわけじゃないでしょ?
やっぱり、好きだと、段々、近づいていく訳じゃないですか?その方法論がいいかなと
『真似ぶ』が『学ぶ』です。
- 大串
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しゃべることも「学ぶ」必要があるんですね。
- 吉田
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そう!学ぶ=真似るです。
好きな人だったら、真似るのはいいじゃないですか。それが一番良い方法だと思います。
映画「ロバマン」について
- 徳田
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さて、手元には…
- 吉田
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いま、とても扱いにくそうに出しましたね
一同:笑
- 大串
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いやいやそんなことないですけど
- 徳田
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最新主演映画の「ロバマン」
- 吉田
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コチラは、日本バカ映画界の巨匠「河崎実」監督という方がいて、
「いかレスラー」とか、「日本以外全部沈没」とか、そういう映画を撮っている方。
「日本以外全部沈没」は、制作費4,000万円で、結構かけて作って、結構儲けたらしいんですが…
「ギララの逆襲洞爺湖サミット危機一発」で、大ゴケしたらしいです…笑「ギララ」というのは、寅さんの夢の中に出てくる怪獣で、
山田洋次監督が、将来、怪獣映画を撮りたいと、松竹に言ってたらしいんですよ。
でも、山田洋次監督に任せたら、すごいお金かかっちゃうじゃないですか?それは、困るんで、河崎監督が撮ったらしいです
たけしさんも出演しているので、
間違って、ベネチアかどこかの映画祭にも、呼ばれたらしいですギララが…でコケたらしいです(笑)
あと、モト冬樹さんが、カツラを飛ばして、犯人を捕まえる「ヅラ刑事」とか?
- 大串
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なんですか?それは…笑
- 徳田
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「ロバマン」の話しに戻しましょう!笑
- 吉田
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あ、ロバマンの話ね。
僕、「てるてるワイド」の頃に、マッチに、ロバというあだ名を付けられたんですよ。
みんなロバっていうとウケるんで、みんなにイジられていたんですよ。
「夕やけニャンニャン」という番組に出た時に、大竹まことからも「ロバロバ」とイジられたりしてて…ね。で、去年、68歳で、ロバの年になったんですよ。
- 大串、徳田
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なるほどーー!!!そういうことかー!!!!
- 吉田
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で、たまたま、公開生放送を、伊東四朗さんとやってて、
大竹まことさんも乱入したりしてた時に、
河崎監督が、その様子を見てて、なんか閃いたらしいんですね。で、ある時、ツイッターのDMで、「照美さんロバマンやりませんか?」って
一同:爆笑
訳わからないでしょ?
そのあと、1ヶ月くらい放置したあとに、
「監督…ロバマンってなんですか?」って聞いたらいや、バカ映画です。って
いろいろなご縁もあって、出ることになりました。
- 徳田
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すごい、ご縁!
- 吉田
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ストーリーは、
うだつのあがらない吉村という、僕と同じ年のジジイがですね。
ラジオの愛好者なんですよ。
で、ふだん、気が小さい癖に、ちょっとした出来事があると、
例えば、パワハラがあったりするとそれを注意してやった!みたいな嘘の投稿をやってる。
そんな男なんですよ。
そんな男が、ある時、いわゆる円盤に出会っちゃうんですね。江戸川の土手で。
- 大串、徳田
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笑
- 吉田
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ロバート星人っていう、宇宙人に出会って、
特殊能力が身につくグッズをもらうんです。で、それを身につけてから、俄然調子に乗っちゃって、
悪いヤツがいるとすぐに飛んでいって、そいつを殴っちゃう…みたいな。で、コレが、いろんな所で、退治するので、
世の中、賛否両論が巻き起こるわけです。
「ちょっとやりすぎじゃない?」みたいな。そこで、この話はどうなるか?…ってとこですね!
- 大串、徳田
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結論が気になるーーーー!見に行かなきゃーー!!!
- 吉田
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あと、僕らの世代のヒーロー「月光仮面」が出て来ます。
「タフマン」も出ますから!伊東四朗さん!宣弘社さんもヤクルトさんも、良くオッケーしたなと!
月光仮面!タフマン!ロバマン!
日本のアベンジャーズだ!一同:笑
「新聞記者」という硬派な映画が話題になりましたけど、
「新聞記者」が超えられなかったハードルを、この映画は超えてますから!おバカ映画ですから!
あんまり中身を言うと、上映禁止になっちゃうんで!来年、新春全国ロードショー公開ということで、
池袋、渋谷、横浜、名古屋、大阪、京都、神戸、青森、新潟…その他
で、上映予定です。
舞台挨拶にもずうずうしく行く予定ですので、
ぜひ見てみてください相当ひどい映画ですんで、ある人に言わせると「ジョーカー」を超えたって言ってくれてます
- 大串
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ええー!ほんとー!笑
- 徳田
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ちなみに、主題歌も歌われているんですよね?
- 吉田
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そうそう、主題歌もすごいです!
作詞が、湯川れい子さんで、作曲が、伊秩弘将さん。
お二方とも、初めてヒーロー物の主題歌を作ってくれたみたいです。
- 徳田
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歌にも乞うご期待ということですね。
政治の話が気軽に話せる未来
- 大串
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最後に、ゲストの方に毎回お聞きしているのですが、
日本の未来はどうなっていると思いますか?
- 吉田
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はい!いま、なんだかんだ言って
あんまりいい時代じゃないと思っているんですね。個人的に。
やっぱり、同調圧力的なモノがヤケに強いな…っていう。政治の話を日常会話で明るくできる日本になってほしいです。
政治の話っていうと、固く考えがちだけど、
要するに、働いてるのに、お金が減った、あんまりもらえないーとか、
そういう話が政治の話ですよ。
そういうことを気楽に話せる。いま、タクシーの運転手でさえ、僕がニュースの油絵を描いてると
「照美さん大丈夫ですか?」って心配してくる。
おかしいですよ。
昔は、タクシーに乗ると、政治の悪口をみんな言ってたでしょ?
床屋さんに行ったって、政治の話をみんなしてたでしょ?なんで、それが出来なくなっちゃったんだ日本は。
なんか劣化しちゃってると思いますよ。
政治は、日々の暮らしの話だから、何言っても政治につながってるのに、
うまく上から、「君らそういう話はしないように、僕らがやるから」っていうのに
乗っちゃってるだけだから!
任せちゃダメだよ。
- 大串
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そういえば、最近、政治の話を気軽にしないかもですね。
消費税あがって大変だよねーとか、あんまり言わなくなっちゃってる。
- 吉田
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そう!
大企業ばっか儲けちゃいけない!
法人税はらえー!!
とか、ドンドン会話してきましょう!
- 徳田
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そうだー!!!
- 大串
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さ、というわけで、
今回は、「発電の基本的な仕組みを学ぼう!自転車をこいで携帯の充電をしてみた!」と題して、
あんまり携帯の充電の話してないけど…笑吉田照美さんとお送りしてきました!
ありがとうございました!
- 吉田
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ありがとうございます!