百人十色、発信していこう!(第二回放送)
音声はコチラ- 大串
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今回も前回に引き続き、「発電の基本的な仕組みを学ぼう!自転車をこいで携帯の充電をしてみた!」と題して、お送りします!
- 徳田
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改めて、ゲストは、今週も吉田照美さんです。よろしくお願い致します。
- 吉田
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こちらこそよろしくお願い致します。
- 徳田
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さあ!まさかの3%!
- 吉田
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びっくりしましたね!
- 大串
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ねー!少ない!
- 吉田
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人間って大したことないなーって思っちゃうね
個のチカラは大したこと無いね。だから、やっぱ1チームでいいんだねー!
一同:笑
- 徳田
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今日もこのチームでよろしくお願いいたします(笑)
もっと自分の意見を言っていい! 自己責任というワードを気にするな!
- 大串
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エネルギーっていえば、原発反対っていうのも、みんなエネルギーをかけていましたが、
なんか、最近しぼんでますよね。
- 吉田
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そうですね。
やっぱり、福島第一原発で、原発事故が起こって、結局、最初はなかなか認めなかったですけど、
スルーアウト、燃料棒が落ちたわけじゃないですか?
昔、僕が、チェルノブイリの原発事故の時に、ソ連で起きたことですが、
当時、すごい怖かったのね。地球は終わっちゃうんじゃないか…みたいな思いがあって、
それと同じことが、日本で起こったっていう現実の重さ…っていうのを、
またみんなの忘れたい病が、日本人の中に蔓延してんじゃないですか?
- 大串
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残念ですけど、感じますね。
- 吉田
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オリンピックもアンダーコントロール出来てるって嘘で始まっちゃったけど、
みんなあれ嘘だって思っているのに、オリンピックをもらえるならって、異を唱える人が全然いなかった…っていうのが、
日本の怖いところだよね!
- 徳田
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そうですね…
- 吉田
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全然コントロール出来てないのに
- 大串
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日本は、反対意見を出すのに勇気がいる国だからね…
- 徳田
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なるほど、政治だったり、いろんな問題ありますけど、
環境も、いま、すごい大きな問題だと思っていて、
持続可能な社会、という言葉を良く耳にすると思うのですが、
先日、国連サミットで、女の子「グレタさん」が、環境危機にすごく訴えていました。
コレは、どう思いますか?
- 吉田
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いいことだと思う。両手をあげて賛成!
ああいうことを色んな人が言うべきだと思う。
- 徳田
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賛否両論ありましたが…
- 吉田
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あれは、みんな、すごい女の子だね!で終わっちゃダメで、
「あなたもああいう風に思ったことを言っていいんだよ」っていうことなんですよね!
それが、みんな意外と人ごとで捉えてて、
あの女の子すごかったよね…で終わっちゃう。それじゃダメで、いまの世の中を見て、国を見て、
「ここが変だよ」とか「ここはいい」とか、自分の判断を持ったら、
どんどん言っていいんだよね。
自分の国なんだし、そのために税金を払ってるわけだし、
ちょい前に、税金を払わなかったタレントさんがいましたけど(笑)「自己責任」っていう小泉さんが言い始めた言葉があって、
- 大串
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「自己責任」って、小泉さんが、言い始めたんですね?
- 吉田
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たぶんそうだったと思います。
あの言葉が生まれたのは、小泉政権の時にだったと思います。あの言葉は、実に魔力があって、
こういうことを言うと、「自己責任」って言われちゃうんじゃないかなーって
自分が困っているのに我慢しちゃう。
日本人は我慢する民族だから。
じゃなくて、「自己責任」っていうのは、他人から言われる言葉じゃない。「自分が苦しい時とか、SOSがほしい時は言っていいんです。」
それを禁じるための言葉だから、
「自己責任」っていう言葉は、他人から言われる言葉じゃない。
自分が自分に対して、ここらへんでやめなきゃ…とかそういう意味で使う言葉。自分の話なのに、他人が「自己責任だ!」って言うのは、どの口が言ってんだって話です。
あなたとわたしは何の関係も無いでしょ!って。
- 徳田
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たしかに、あなたはわたしじゃないでしょ。ってことですね。
- 吉田
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そう!グレタさんは、そういう強さを持っていたんだと思いますし、
それでいいんだと思います。
百人十色だから、みんな違っていいんです。
ネトウヨの人たちが、自己責任を追求して騒いでますけど、
不勉強な人たちの塊だなと僕は思っています。
- 徳田
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自分の意見を持つことが難しくなっているように感じますね。
若い人たちも、自分の意見が分からないって聞きます。
- 吉田
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若いうちは、社会性が無いんだから、何か言った時に叱られてたりする経験をしていけばいいだけで、
知見がある人が教えていけばいいだけで、
意見がないうちは、何にもぶつからないと、経験値を高めることが出来ないですよね。
物言わない人間にドンドンなっちゃう。最低限のことは、「自分が思っていることを言える自分」を作っておかないと
うまく上の人に言いようにされちゃうのが、組織だったり国だったりの特性だと思うので、
その基本的なことを、親も子に教えるべき、先生も生徒に教えるべき。色んな映画みたり、色んな本を読んだり、色んな人にあったりすることが
正しいことに気づけるわけですよね。
- 大串
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わたしもそう思ってまして、
「自分の意見をきちんとまとめて、なおかつみんなが納得できる形で述べる…」っていうことに
日本の教育は、時間を割いてない。
- 吉田
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そう!討論会っていうと、決まったヤツがしゃべるだけでね!
僕も、大学時代、「アナ研」っていうダサイサークルだったんですけど(笑)
そのサークルでも、本筋である、■純粋にアナウンスメントの研究をする方がいい。
■いやいや、もっと社会のことを取り入れた方がいい。
■もっと娯楽な方向にいった方がいい。という大きく3つに分かれるんですが、
それぞれの代表が話しているだけで、(※本当はそれ以外の意見もあるだろうに)
みんな時間が過ぎるのを待ってる。そんな感じだから、日本はダメなんじゃないかな…
- 大串
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わたしは、海外の組織に属していたこともあるんですが、
「会議に出席して、何かを意見を出すことをしないと、会議に貢献できない
聞いているだけは、ドロボウだ!」って言われたんです。
- 吉田
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ああー!正しいね。そういう価値観を子供の頃から、養わないとダメだね。
葛飾区観光大使について
- 徳田
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話しをガラっと変えていいですか?
- 吉田
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どうぞ!
- 徳田
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吉田照美さんは、葛飾区の親善大使を務めていらっしゃるとのことです!
- 吉田
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正確に言うと、葛飾の観光大使ですね!
- 徳田
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あ!失礼しました!
- 吉田
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親善大使だとカッコイイけど、観光大使です。
もっとチープな感じ!一同:笑
- 吉田
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去年からやってますが、たまたま、僕が葛飾区立石ってところで産まれたので、
父親が、零細の製紙会社をやってまして、もうつぶれちゃったところなんですけど、
中川って川が流れていて、その土手沿いに小さい製紙会社があって、そこの社宅?
三軒長屋みたいなところで、産まれて、小学校2年まで、そこで住んでいたので、葛飾出身ということになります。
そのあと、江戸川区に移るんですけど、
- 徳田
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あ、わたし、江戸川区出身です!
- 吉田
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えっ!どこなの?江戸川区?
- 徳田
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わたし、西葛西です。
- 吉田
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あー。急に親近感覚えてきた
一同:笑
- 吉田
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そのあと、江戸川区北小岩ってところで、
- 徳田
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めっちゃ親近感!
一同:笑
- 吉田
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柴又5丁目と隣接してるんで、ずっと帝釈天の近くで…
この辺りの地域ってね、一時期、大学行ったりすると、地方出身者からもバカにされる時期があって
京成線?って…
お前に言われたかないよ!って思うんだけど!一同:笑
- 吉田
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でも、とらさんが、全国区になって、
国民的な映画になったので、そこからは、いいイメージが広がりました。
- 大串
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駅前に、銅像がありますもんね!
- 吉田
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葛飾ほど、コンテンツが充実している地域も少ないんですよ。
「とらさん」でしょ?
「こち亀」でしょ?
それから、「キャプテン翼」
- 徳田
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キャプテン翼も!
- 吉田
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あれなんて、ヨーロッパの選手でも、あの漫画を読んで
サッカーを始めた…みたいなことだから、
聖地になってますよ。葛飾が!悔しいでしょ!江戸川区は無いから!
- 徳田
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くやしいー!何もない!
一同:笑
- 吉田
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僕も江戸川区に恩返ししたいんだけど、江戸川区って無いんだよなー。
観光課が無いんじゃない?
江戸川観光大使って聞いたことがない。
- 大串
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でも、江戸川区が、一番人口多いんじゃなかったかな?
- 吉田
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そう、福祉とかはとてもいいですよ。他地域から引っ越してくる人多いんです。
これ、結構自慢だよね?大串さんにも自慢しておかないと(笑)
- 徳田
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そうなんです。自慢です(笑)
- 大串
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東西線、いつも混んでるじゃん!
- 吉田、徳田
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それはたしかに大変!
埼玉、武蔵野村に1万人のリスナーが集まる!
- 徳田
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照美さんは、ラジオ番組で、数々の伝説を残されてきました!
- 吉田
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伝説じゃないよ。別に。恥ずかしきことの数々。
ひどいことをいっぱいやってますから…
- 徳田
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伝説の、埼玉武蔵野村での公開放送…1万人ものリスナーが集まったんですか?
- 吉田
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はいはい!
これは、ビックリしました!ラジオの番組をやってて、人を集めたいって気持ちあるじゃないですか?
どのくらいの人が聞いてるのかなーってのを確認したいっていうね。最初、「セイヤング」っていう深夜放送で、
タモリさんの裏でしたから、絶望的な気持ちでね。
僕、この世界に入った理由は、深夜放送がやりたくて入ったんで、
27歳の時に決まって、大喜びしたんだけど、
タモリさんのオールナイト日本の裏だから…
どんなことをやっても聞いてもらえないなーっていう絶望感からスタートしたの。
- 大串
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うんうん。
- 吉田
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じゃあ、自分がやれるくだらないことをいっぱいやるしかないなーって思いで、
2回目の放送の時に、
いま、ラジオ聞いてる人、表参道の公衆トイレの前にいるんで、集まってくれ!
って呼びかけた訳ですよ。
で、放送終わるまでに、どのくらいの人が来るのかなーって
結構来るんじゃないかなーって期待してたら…
結局12人しか来てくれなかった。
まあ、いま考えると、そんな時間に12人も来てくれたのは、
親の目もあるし、有り難かったんですけど、
実感として、コレが僕のリスナーを集められるチカラなのかなーって思ったんです。その次に、「てるてるワイド」っていう番組で、
「ティッシュペーパーの空箱をどれだけ遠くに飛ばせるか…」っていう
企画で、呼びかけたんです。
その時は、新宿住友ビルに3千人集まったんです!
- 大串
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おおっ!すごい!
- 吉田
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次に大人の時間をやれって言われて昼の13時から16時の「やる気満々」という番組をやります。
「やる気満々」という番組で、埼玉特集をやった時に、
僕の番組は、武蔵野村、
他の番組は、大宮ソニックシティとかで…いい感じで(笑)
武蔵野村さんには申し訳ないけど、駅からも遠いし、気分的にはあんま盛り上がってない訳ですよ。
だだっ広いところだと拡散して集中して聞いてもらえないし、やっぱスタジオの方がいいなーとか
思いながら、文化放送のハイヤーに乗って、ブーたれながら行くわけです。
「やる気満々」なんだけど、やる気なかったんです。一同:笑
- 吉田
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で、大して人なんか来ないだろーなって思って、お弁当食べて、昼寝していたら、
スタッフが、「大変です!照美さん!人がスゲー集まってます!」
っていわれて、
武蔵野村始まって以来の1万人超えで、
交通情報で、武蔵野村に向かうクルマで、渋滞が起きてるっていう!
- 大串
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すごい!!
- 吉田
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あれは、すごかったです!
若者向けで3千人、昼間の番組で1万人っていうのは、
僕の中で、頑張れば到達できるっていういい経験になりました!
- 大串
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勲章ですね!
- 吉田
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いやいや、いばれるようなモノではないですよ。
番組自体が、昼帯の時間なんだけど、
自分の気分で、言いたいことをしゃべって
自分が盛り上がれば、盛り上がったことをしゃべって、
落ち込んだら、落ち込んだまましゃべって、
ほとんど、深夜放送みたいな内容で、やってたのが、他と差別化できたのが
よかったのかなって振り返ると思います。タモリさんの裏だった時と同じで、
開き直って、やりたいことをやったのが良かった!結果、20年続きました。
ミスチルの桜井くんが聞いてくれて、ゲストに来てくれたり、
ワンピースの作者の方が、編集後記に書いてくれて、それを息子が学校で同級生に言われたり、
こち亀に、「吉田照美の墓」って登場したり。色んなことがありましたが、
みなさんが、1万人集まってくれたりも含めて、リスナーを実感できる瞬間が、僕にとって最高のエピソードですね!
- 徳田
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来週も引き続き、吉田照美さんをお迎えして、お送りしていきます!
お楽しみに!