周囲の支えと歩み寄り(第二回放送)
音声はコチラ- 大串
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今回も先週に引き続き、「令和を記念して皇居マラソンに挑戦してみた」
ゲストは、なでしこジャパンの丸山桂里奈さんです。
- 丸山
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よろしくお願いいたします!食い気味になっちゃった…笑
- 徳田
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ドンドン食い気味でいきましょう…笑
アスリートとタレントの違い
- 大串
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かつては、ドイツ大会で、サッカー選手として活躍していた丸山さんですが、
アスリートからタレントという職業に変わってどうですか??
- 丸山
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え~そうですね!
例えば、サッカーだとゴールを決めれば、結果が残せるじゃないですか?
タレントのお仕事って…結果が分からない。
ゴールがない…っていうのが私はすごい違いがあるな…って思って…
- 徳田
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あーなるほど
- 丸山
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例えば、サッカーの場合はほとんど動いてなくてもフォワードでゴールを決めれば評価されて、すごい!ってなるじゃないですか?
TVの場合は、無いじゃないですか…
- 徳田
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たしかに!何がゴールか分からない。正解がないですもんね?
- 丸山
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正解がないんです!ホントに!
- 大串
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いや、カメラがこう狙って来てくれて、映ったらゴールじゃない?
- 丸山
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ええー!それがゴールだったら、めっちゃ低くないですか?
一同:(笑)
- 丸山
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テレビの場合は、正解がないから、
毎回毎回、反省しかしてないんです。
今回は良かったー!とか1回もなくて、
- 大串
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反省っていうのは、オンエアのVTRを見てとか?
- 丸山
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あ、そういう反省ではなくて…
サッカーもそうなんですけど、
自分がどう思っているかどうかではなく、人が見て、良かったよ。と言われるのが、
良かった!ということじゃないですか?なので私は、周りの人の意見を聞いて、受け入れるようにしてます。
ただ…すごく難しい!やったことがないことなので、これがいい…ということが分からないのはすごく難しい!
サッカーだったら、これがいい…というのが分かるけど、
自分がなんかよく分からない笑
- 徳田
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でもすごい自然体でされてますよね?
- 丸山
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そうです…よね?
自然体って、自分で、言うのもアレですけど
こんな感じです。
- 大串
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もうナチュラルに、丸山さんなんだね。
- 丸山
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そうなんです。たまにSNSとかで、キャラを作ってるんじゃないか?
サッカーの時は、こんなことしてなかったね…とか
結構言われるんですけど、一緒にサッカーをやっていた人たちは、
こうって分かってるから、
例えば、澤さんとかから、良くそのまんまでテレビ出れるね!
って言われます笑自分では自分のことを分からないけど、
ありのままでいれるのが、いいかなって思います
- 大串
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うん、そう思う!
- 徳田
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私もそう思います!
- 丸山
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え!
- 徳田
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丸山さんって、人を惹きつけるというか
ファンにさせる要素がたくさんありますよね!
- 丸山
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ぜんぜんです!
みなさんが、話を聞いてくれるのに対して、
正面に立って…いや、ちょっとズレてるかな笑正面って感じじゃないけど、
理解してくれる方がいるので、やっていけてる…って思います!
全治6ヶ月のケガを乗り越えてオリンピックに出場!
- 大串
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丸山さん。でも6ヶ月の大怪我を負って、落ち込んでいた時期もあるんですよね?
- 丸山
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あ!そうなんです!
2012年のロンドンオリンピック前、2011年に優勝して一番いい時期に、アジア最終予選の中国でケガしたんです。
靭帯がブチ切れて。
- 徳田
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痛い~!
- 丸山
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その後のオリンピックまで8ヶ月しかなかったんです。
なのに、
最初に、お医者さんからは、1年くらいかかると言われてしまい…
もう無理かも…って思って…
- 徳田
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ええー!
- 丸山
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手術終わって、
目が覚めた時に、動けなかったんです。
歩けないんです。トイレも自分でいけない…そんな状況初めてで。
わたし、もしかして、一生このままなんじゃないか!って思って!
- 大串
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それはそう思うよ!それでそれで?
- 丸山
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ずっと動けず1~2日寝てる時に、
佐々木監督が現れたんですよ。こんな早く来る~!って思ったけど
一同:(笑)
もうちょっと1週間くらい空けるだろ!って思ったけど
その時に、すごく大きなクマの人形を持ってきて
それが、魔法使いのクマだったんですけど
『この魔法使いのクマが近くにいれば、魔法でケガも治るよ』
とか、言ってくれて、
私も、意識がボ~っとしてたんで
『なんか言ってんな』って感じだったんですけど一同:(笑)
あとで振り返ると
すごい良いこと言ってくれたなーって笑
それに、
『オリンピックに間に合うように頑張ってほしい』
って言っていただいたので。それを言われた時に、
自分が自分のために頑張るっていうのはもちろんなんですけど、
待っててくれる人がいるっていうことが、自分の支えになって、頑張れたと思います。
一人だったら、絶対やめてた笑
- 大串
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それを支えに頑張ったんだね!
- 丸山
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それで、オリンピック出ることが出来たんです。
- 大串
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でも、リハビリは大変だったでしょ?
- 丸山
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そう!アスリートのリハビリって独特なんです!
ずっとビー玉を拾うとか、タオルを足の指で引っ張るとか。それに、国立スポーツ科学センター(JISS)の中に、ずっっっっと缶詰なんですよ!
外に出れないんです!
- 大串
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ええ!出れないの!
- 丸山
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結構、メンタルやられました!
でも、そこでも、まわりのスポーツ選手が、一緒にリハビリを頑張ってて、
その人達と一緒に頑張ることで、脱出できました笑
- 徳田
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まわりの人の影響って大事ですね!
- 丸山
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大きいと思いますよ!
だって人間って、もともとお父さんとお母さんから産まれてきて
その時から、支えられて成長していく訳じゃないですか!一人で成長する人なんて、いないんです。
カップルとか、夫婦とかもそうですけど
だんだん、支えられている状況が当たり前になっていくんです。
でも、そこで、周りに気づかされて、初心に戻れる…それが大事に思います。ご飯だって、好きな人や仲の良い人と一緒に食べたら美味しい!
- 大串
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そうだよね!一人で食べてると、ただ栄養素を詰め込んでいるような…
- 丸山
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そうなんです!
だから私は、自分より周りの人がホントに大事です。
誰かが応援してくれてると思ったら、私は頑張れます!
人間関係のアドバイス
- 徳田
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人に支えられて人は頑張れる…まさにその通りだと思うんですが、
その反面で、コミュニケーションが苦手とか、社会人になって対人関係の悩みとか…ホントに良くあると思うんですよ!
- 丸山
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あー確かに!
私は、そんなに嫌いな人はいないですが、
自分がイヤって思うと相手もイヤって思っているって話し、良く聞きません?
- 大串
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うん。良く聞く
- 丸山
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なので、もし、嫌いな人がいた場合、
自分から積極的に話しかけます
- 大串
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へえ~!!!
- 丸山
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昔、ゲンコツをすぐ食らわす先輩がいたんですよ!
昔の話ですよ?笑すごい怖いし、頭も痛いし
もうゲンコツを何発食らわされたか分からないけど、イヤだから話さないとかじゃなくて、
自分から、質問したりして歩み寄る離れることは誰でも出来るんで、私はそれが大事だと思う。
- 大串
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その先輩とは仲良くなれたんですか??
- 丸山
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大人になった時に、最終的にいい先輩だなと思えるようになりました。
なるべく相手のことを知ろうと思うのが大事かなと
- 徳田
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それはコツかもしれないですね!
- 大串
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でも、日本人って恥ずかしがり屋で、しゃべるの苦手ですよね。
私も海外に行くと、シャイな日本人っていうのを実感します笑
- 丸山
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私だったら、くすぐっちゃいますね!
くすぐったら笑いますからね笑
- 徳田
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スキンシップですね!大事です!
- 大串
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ホントに~笑
- 丸山
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人見知りの人って多いので、自分から話かけてあげることは大事だし…くすぐっちゃいます笑
- 大串
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偉い人だから、話しづらい…とか、外見が怖いから話しづらい…とか
そういうのもありますよね?
- 丸山
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私の家は、小さいころから、お菓子配っているんですけど
一同:(笑)
お菓子を配って、イヤな気持ちになる人はいないし、
絶対、人に会う時は、その人が喜びそうな手土産を持っていくのが
丸山家の家訓になってますね。
- 大串
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それが、今度出版する本につながる訳だね!
- 丸山
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大串さん!怖い!!!
私は、そんな風に狙ってない笑私にとっては、ルーティンですよ笑
- 徳田
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マイルールですね!
せっかくなんで、本はどんな本なんですか?
- 丸山
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私は、お菓子を差し上げる時に、お手紙を書くんです。
そのお手紙をまとめた本になってるんです。
- 大串
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見たい!!!
日本の未来は、どんな風になっていてほしい?
- 大串
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この番組に来るゲスト全員に聞いています。日本の未来はどうなると思いますか?どうなっていたら良いと思いますか?
- 丸山
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ええー!今までで一番難しい質問ですね!
未来ってなんだろう?(しばらく悩む…)
- 徳田
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明日どうなってたい?ってことでもいいんじゃないですか?
近い未来の話でも?
- 大串
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じゃあ、明日からやっていきたいこととか?
- 丸山
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私は、基本的に、日頃の行いが一番大事と思っているんです。
もちろん、そう思っていない人もいるのは自由ですが、出されたモノは全部食べるとか、ポイ捨てをしないとか
大きい声で返事するとか、そういうことが人間をつなげていく…と思うんですよ。基本的なことなんだけど、
今の時代、それって必要?って思うようなことが結構あるじゃないですか?
でもそれをやることが大事というか…うーん説明が難しいな
- 大串
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わかりますよ。思考は言葉を作り、言葉は、習慣を作り、習慣は人生を作る…っていう言葉があるんです。
- 丸山
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それは、難しすぎます
一同:(笑)
- 大串
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いやでも、何を考えているかが言葉になるじゃないですか~。
- 徳田
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確かに!
- 丸山
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言葉っていうのを聞いて思いましたけど、
いま、言葉って見えないじゃないですか?でも、未来は、しゃべった言葉が、バババって見える…っていうのはどうですか?
- 大串
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空中にテロップが出る?
- 丸山
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テロップというか、例えば、あんまりしゃべれない人が思っていることが
分かるような?
- 大串
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しゃべらなくても伝わるってこと?
- 丸山
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それはちょっと違いますけど
一同:(笑)
私は、争い事が嫌いなんで、
人間は丸い地球に住んでいるじゃないですか?
尖ったモノってなんでも痛々しい!だから、丸い未来になってほしい。
- 大串
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令和の和って感じですね!
- 丸山
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あ!最後に分かり合いましたね笑
- 徳田
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上手くまとまりました!
- 大串
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今回は、『令和を記念して皇居マラソンに挑戦してみた』と題しまして、
ゲストに、丸山桂里奈さんをお迎えしてお送りしました!ありがとうございました!